本音と建前をできる限り一致させる〜ありのままに楽な気持ちで生きるために

だいぶ前、フジッコの柴漬けのCMが話題になったことがありました。

一分の隙もないピンヒールでカチッとスーツ姿の若い女性が、カツカツと音をさせて颯爽と廊下を歩いてきて、とあるドアを開ける。後ろ手でドアを締めた途端、はあ〜、っと深い溜め息をつき、斜め上を見つめて「柴漬け食べたい」とつぶやき、そして玄関にズルズルっとしゃがみこむ。

そんなCMでした。隙のないキャリアウーマンが、自室に入った途端、スマートとは真逆の柴漬けを欲する、そのギャップがすごく話題になったのでしたが、当時、ある精神科医が「私はこのCMに危ういものを感じる。この女性は外向きの自分と内向きの自分のギャップが大きすぎる。こういう人はストレスを抱えやすいので心配だ。」とコメントをしていて、立場が違えば見る視点もずいぶん異なるんだなあ、と印象的でした。

たかがCMにここまで心配する必要もないでしょうが、今の私なら同じ感想を抱くと思います。

*外向きの自分と内向きの自分

*本音と建て前

これらにギャップがあるということは、どちらかがより本当の自分に近く、どちらかが自分とかけ離れているということです。したがって、自分や周囲に対して、そのギャップを埋めるための理由や理屈をつねに考えていなければなりません。それは有限であるエネルギーの浪費になり、本当に大切なことに使うべきエネルギーが減少してしまいます。

最初にあげた柴漬けのCMに出てくる女性を例に取ると、ありのままの自分に近いのは、柴漬けを食べたい自分であって、それ以前の自分は「かくあるべし」という自分を演じているわけです。演じる理由は彼女なりに色々とあるのでしょうが、外でも「柴漬けをこよなく愛する庶民的な女性」だけれども仕事もできる、というスタンスをとっていれば、24時間自然な気持ちで過ごすことができたかもしれません。

*嘘をつかず、正直でいること

*外向きの自分を頑張りすぎないこと

*本音と建前を近づけること

これらは自分の大切なことにエネルギーを集中させるためにとても大切なことです。

この記事を書いた人

アバター画像

本間 季里

少人数の会社でも産業医が必要な理由
産業医・伝え方コーチ:本間季里

「社員一人ひとりが健康的に働き、会社が成長していける職場を目指したい」という理念のもと、心身の健康を支える産業医です。

少人数の職場では、産業医のサポートによる健康管理や職場環境の改善が会社の成長に直結します。そこで、従業員50人未満の会社の産業医業務に特に力を入れています。

私の産業医としての強みは、傾聴、質問、わかりやすいアドバイス、的確な判断の4つのアプローチを組み合わせ、経営者と社員の支援を行っています。10年以上の経験を持ち、日立製作所、長崎大学など、幅広い業種で産業医を務めてきました。

企業規模に関わらず、経営者が経営に専念でき、社員が心身ともに健康で働ける職場の実現を目指します。

資格:日本医師会認定産業医・医学博士
アサーティブジャパン会員トレーナー
コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup社認定ストレングス・コーチ

詳しくはこちらのプロフィールをご覧ください。