ダージリンファーストフラッシュ:豚に真珠になるところだった話

今年のゴールデンウィークには、3回も友人たちが我が家に来てくれてサロンde Kiriを開催できました。とても有意義な時間を過ごせました。

この日、ゴールデンウィーク最終日にはいつもならなかなか会えない沖縄在住の友人が、いま横浜にいるとのことで、我が家に遊びに来てくれました。共通の友人もちょうど近くにいたので、仕事の打ち合わせも兼ねて4人で我が家に集合。紅茶を巡って、驚愕のできごとがありました!

こんにちは。産業医・伝え方コーチの本間季里です。世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかでも協調していくための伝え方をご提案します。「頭でわかった」ではなく、実際にやれることを目指します。

本格的にゴールデンウィークに入る前のサロンde Kiri。当ブログでも紹介しました。

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この中に登場する、デザイナーのあゆこさん。私の会社、オフィスEsteemのロゴや名刺デザインなどもお願いしている方です。この日のサロンで、あゆこさんから紅茶をいただきました。

手渡されたとき、紅茶の説明をしてくださっていたように思うのですが、皆が到着してお茶をお出しする際のわさわさの中のこと。「さすがデザイナーの方だけあって、今日も洒落たお茶をお持ちくださって」と感心してありがたく頂戴いたしました。

そのまま大切に取っておいたのですが、今日はこのとっておきの紅茶を楽しもう!と、頂いたお菓子とともにお出ししました。この日は50歳以上3人、若い世代一人というメンバー構成でした。お若いメンバーの方が「これ、ダージリンですか?ダージリンのファーストフラッシュかなと思ったんですけど?」

私は急いでキッチンに戻り袋を眺めてみると、下の写真の通りダージリンファーストフラッシュと書いてあるではありませんか!50歳以上の3人組は唖然呆然。「すごい・・・なんでわかったの?」

香りでわかったそうなんです。紅茶が好きで、香りや味にも敏感なのだそう。ファーストフラッシュは、春摘みの紅茶で、馴染みの深い緑茶で言うと新茶に当たるものだそう。茶葉が違えば紅茶の色も、夏に採れるセカンドフラッシュや、秋摘みの茶葉とは全く異なるそう。

50歳以上組は、「この紅茶、何かいつもの紅茶より色が薄いなあ」と思っていただけ。でも、いつもの馴染みのある琥珀色ではなく、黄金色に近い色こそが春摘みのファーストフラッシュの特徴です。そんな説明を聞いて、きっとあゆこさんもあのわさわさしていたとき、そういう説明をしてくれていたに違いない、と申し訳なく思いました。

慌てて後日、あゆこさんに「頂いたときには春摘の茶葉だったなんて何もわかっていなかった。きょう、あの茶葉の価値がわかりました!」とメッセージを送ったことはいうまでもありません。昔の言葉ですが、「豚に真珠」になるところでした!説明は落ち着いてしっかり聞かなきゃね。

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この記事を書いた人

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本間 季里

産業医、伝え方コーチ、ストレングス・コーチ

大学卒業後、小児科医・免疫学の基礎研究者を経て、2017年より、世代の違い・価値観の違い、利害の対立など、葛藤や緊張を伴う難しい関係性のなかで、それでも妥協点を見つけて協調していくための伝え方を提案し、個人と組織の両方にアプローチできる産業医・伝え方コーチとして活動中。

セッション数は7年間でのべ3000回以上、これまで300名を超える方々に伝え方の講座や研修を提供し、満足度が90%以上です。

資格:医師・医学博士・日本医師会認定産業医
NPO法人アサーティブジャパン会員トレーナー

Gallup認定ストレングス・コーチ

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